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診療のベースには患者さんとの信頼関係が必須者さん自身も変化に合わせた修正が必要になる場合があります」。変化に合わせた修正が難なくできる人もいれば、なかなかできない人もいるという。変化に対応できないこと....

診療のベースには患者さんとの信頼関係が必須者さん自身も変化に合わせた修正が必要になる場合があります」。変化に合わせた修正が難なくできる人もいれば、なかなかできない人もいるという。変化に対応できないことでストレスが生まれるのであろう。「ただ、患者さんの考えを否定することはありません。あくまでも肯定することを基本に、徐々に信頼関係を築くように進めています」。カウンセリングがなくても症状に応じた薬の処方で治る病気もあるが、病気の背景として心に原因がある場合は、こうした対応が効果的なのであろう。3なっていることに気づいていない場合が多いのです」。カウンセリングを通してこの「気づき」を促しているという高橋医師は、「原因として考えられるいくつかの選択肢は並べますが、基本的には本人が気づいてくれることが大事。気づいてくれれば、病気は半分治ったようなものですよ(笑)」「信頼関係を結ぶことが、治療の第一歩です」。患者さん自身が納得しなければ、高橋医師の言う「気づき」は生まれないだろう。医師に言われるままではなく、納得した上での「治りたい、よくなりたい」という患者さん自身の強い気持ちが病気を治す最大の力であることは言うまでもない。スイッチのONとOFFを上手に「いかにして楽に生きるか」がモットー 高橋医師は患者さんにもこのモットーを伝えているそうだが、「私自身も常に目指している、いや、目指したい生き方かな?(笑)」とにこやかに話す。ストレスの多くは人間関係から生まれると言われる。人間関係の中で生きる私たちだが、日頃から心がけるべきことはあるのだろうか。「多くの人々は、最初に相手を見る。そして自分と比較する。この比較が場合によっては心の焦りを作ってしまうんです。昔は人間関係に一体感があって、それぞ 高橋医師にとってのカウンセリングは対話重視でゆっくりと進められる。メガネの奥の目はあくまでも優しく、患者さんの不安を和らげてくれるに違いない。患者さんに気づきを促すのはどのような方法で行われるのか。「患者さんが築いてきた人生観や価値観を様々な角度からの質問によって聞き出し、それまでの人生を振り返ってもらいます。人生観や価値観は時代の流れや家族など取り巻く環境の変化とともに変わっていくべきものですから、患れの役割や存在をお互いが認め合っていたから相手と自分を比較しなかった」。他を受け入れ良好な人間関係を保ちつつも、他人と比較せず「自分は自分」という心の持ちようが大切なようだ。 最後に、高橋医師のストレス発散法を聞く。「それは、仕事とプライベートのON/OFFを上手に分けること。私にとっては、大好きなスキーをしていることをイメージしたり、気の合う仲間と言いたいことを言い合うことが最高のストレス発散法です」。広  告広  告